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検索エンジンの値段
検索エンジン企業の買収の値段を参考に、我々のような使用者の立場から見た検索エンジンの値段を検証してみたいと思います。
@Overture Servicesが検索エンジン大手のAltaVistaを1億4000万ドル相当の現金と株式で買収予定。(2003年2月19日付けCNETニュース)
A米Yahooは自社の検索サービスを強化するため、検索エンジン大手の米Inktomiを2億3500万ドル相当で買収する計画。(2002年12月30日付けCNETニュース)

額が大きいだけで、普通の商売と同じです。将来、最低でも仕入れ値の2倍で売却できなければ、投資した意味がありません。企業の買収コストは将来生み出すであろう全ての価値も含めた値段ですので計算が単純で便利です。(将来的に利益をコンスタントに上げている場合はもちろん売却などしませんが、コストを単純に計算する為にあえて会社毎売却する場合の最低予定価格みたいな物を設定して計算致します。)

投資コストの2倍で売却すると
@1億4000万ドル x 2 = 2億8000万ドル⇒ x 120円(為替レート)⇒ 336億円
A2億3500万ドル x 2 = 4億7000万ドル⇒ x 120円(為替レート)⇒ 564億円

ウェブページの総数は Google に登録されている総ページ数を使用してみます。⇒3307998701ページ

すると、1ページ当りいくら徴収すれば、検索エンジンビジネスが成り立つか計算することができます。
@アルタビスタの場合 ⇒ 336億円 / 3307998701⇒ 10.16円
Aインクトミの場合 ⇒ 564億円 / 3307998701⇒ 17.05円

なんと、この計算でいくと高くて 1ページ当り 20円で登録してもらえば、投資コストは回収できます。つまり、この金額を 1年当りの登録料として考えれば、1年で投資コストを回収できることになります。

3307998701ページにはビジネス以外のページが含まれているのではないですか?という人の為に、この内の半分が純粋な個人のページなので、有料登録対象外と考えてみましょう。⇒ 単に 20円が 40円になるだけです。

逆からの計算。 ⇒ 仮に登録料金が 1年当り 1ページ 5000円 のエンジンがあったとして、有料登録ページをGoogleの半分であると仮定します。すると会社の純利益は売上の10%程度として計算できます。
500円 x 1653999351 ページ = 8270億円

なんと、ウェブページの半数が5000円の登録料金を支払った場合は、売上ではなく純利益(投資によって増えた資産)ベースで見ても投資資金が1年で15倍に戻ってきます。

つまり、ここで述べたいことは、登録料金は原価の10倍〜20倍位でコスト的に採算が合わないのではないかということなのです。つまり上記条件(1ページ40円程度)とかけはなれている登録料金を支払った場合は、どう考えても利用する側としては商用ベースで採算が合うとは考えにくいんです。

現在リファレンス的な値段として、LYCOSなどが INKTOMI へ年間 $39.00(4700円)で登録を受けつけていますが、これなど1URL当りですので、何と上記計算の 40円を適用しても 100倍の値段です。100URL当り年間4700円なら納得いくコストなんですけどね・・。現在無料で登録を受けつけている大手エンジンもあるのに、1URL 4700円というのは少し高すぎるのではないでしょうか?それとも、そこから派生しているリンクが500個あったとしてもフォロウしてくれるのでしょうか?利用する側としてはその当りの説明が欲しいですね。

逆に考えて、検索エンジン登録料金の方が適切である場合は、逆に検索エンジンが異常な安値で売られていたことを意味します。つまり投資した側はぼろ儲けです。ウェブサイト制作と並行して検索エンジン企業へ直接投資すればリスクをヘッジすることができます。検索エンジン企業へ直接投資して見ませんか?

※計算方法にトリックを使用したということはありませんが、単純に四則演算レベルで検証してみただけです。あくまでもシロウトの話ネタです。この結果を真剣に検証するのはおやめ下さい。
2003/08/29追加
寡占は可能か
実際テレビのように、同じ時間帯はどこを見ても同じ番組とか、横系列で寡占できる場合があります。これをインターネットにあてはめると、どこへアクセスしても常に○○系列へアクセスするような状況でしょうか?わずか10チャンネルのテレビなら可能であったかもしれませんが、これをインターネットモデルへ当て嵌めるのは無茶です。
ビジターの心理を読む その1 (財布の紐は固い)
ビジターの財布の紐は基本的に固いと心得なければなりません。又、殆どのビジターは情報を探しているだけでショッピングの類だとしても情報収集でサーフィンしています。なぜなら、短期間に何百と見て回れるウェブサイト上でちょっと興味を持った位でお金を落としていたら、小遣いがすぐになくなってしまいます。または、そのような経験から自然に財布の紐が硬くなってしまっています。特殊な場合は除きますが、Webmaster 的には一人のビジターから商品代で5000円以上、手数料のようなものに関しては500円以上取ってはいけないと思っています。なぜかというと、本能的にビジターは分散します。一つのサイトにばかりにお金を落としたりしません。まだ優れたサイトが他にあるかもしれないですし、他のサイトも利用したいのです。よってリピータとして気軽に利用してもらう為にはできるだけコスト差を意識しないで済むような価格レベルまで下げなければならないのです。
ビジターの心理を読む その2 (コントロール不可能)
ビジターは勝手きままにあなたのサイトを訪れています。道行く人に「世界一安くて高品質なサプリ買いませんか?」と問いかけても「間に合っています」とうのが通常の反射行動ではないでしょうか?むしろ「絶対にこのサイトより購入しないで下さい」と宣言した方が「なぜ?」という心理が働き反って購買行動に結びつくことがあり得ます。まさに逆張りの世界に生きていることを、ビジターもそして Webmaster も気づく瞬間です。このようなことから導き得る1つの結論は、ビジターから金銭を戴く存在のウェブショップにあっては、ビジターをコントロールすることは理論的に不可能であるということなのです。
ビジターの心理を読む その3 (本社を銀座にする必要はあるのか?)
ビジターはよそ行きの格好をしてショッピングサーフィンをしているわけではありません。大抵は自宅でのんびりと安くておもしろい商品を探しています。よって広告型サイトの場合、定型のスキンをわざわざ使用しなくともデザインが柔軟なシロウト型ホームページで十分サイトを構築できる可能性があります。又、シロウトサイトでは決まった枠のような物でサイトを構築してしまうようなことがありません。何でもあり状態で自分のショップを大抵は構築しています。個性的なショップに仕上げれれば言うことないでしょう。
白系のデザインがやはりベストか?
この場合一番好印象を与えて手間もかからないのが白系でまとめあげることです。これは正解ではあるとは思います。テキストはやはり白黒系のほうが読みやすいですし、自然です。しかし、Webmaster はあえて色をリッチに使用して、ダーク系で好印象を与える手間がかかる方に挑戦しています。たとえば、インパクトを与えて無難で好印象の色にするというようなアンビバレンツな条件をクリアしようと思った時、白一色で終わりではあまりにもつまらないのではないでしょうか?又、結果をどのように評価できるのでしょうか?果たしてサイトデザインで人が集まったのでしょうか?そう、白以外の色を使用してこのようなテーマに挑戦すると、以外に難しいことがわかってくると思います。ですから、あえて挑戦しているのです。
派手に演出する
インターネット上の情報というものはマスコミなどから一方的に送りつけてくる情報とは異なります。ビジターによって取捨選択することができます。少々のオーバーアクションは反ってビジターの足を止める結果となるはずです。
コピーライトにこだわりすぎていないか?
たしかに、コピーライトによってあなたの権利を守ることは大切です。権利は守られますが、ビジターには一般的に嫌われます。このコピーライトが製品レベルにまで及んでいると、購入者は一番がっかりします。そう時々コピーを恐れてオリジナルの品質まで落ちていることがあります。コピーライトは得られますが、これでは購入者はがっかりです。
マネーマシーン
プロモーションとか広告で物が売れるとしたら、物が売れる ⇒ 利益で広告を出す ⇒ 又物が売れる というふうに、まるで自転車操業のような循環ができあがり、どこまでも利益が伸びそうに思えますが、実際にそうなるのは、ほんの一握りの勝ち組といわれるグループのみであることを考えると、現実はそのような簡単なものではない事が、この事実だけからも判断できないでしょうか?
ソリューション
いくつかの無料の大きなエンジンに登録したら静観しているべきです。登録されなくても焦ってはいけません。それよりせっせとコンテンツ作りに励むべきです。なぜかというと、ネットワークの性質(メットカーフの法則)からいってコンテンツがすぐれて利用価値があるものであれば、将来の利用者数には幾何級数項(ねずみ算式)が効いてきます。倍で増えていくのではなく、2乗に比例して増えます。100万ヒットを達成したサイトが多く見うけられるのも当然といえます。そのようなサイトはもちろん無料で大手ディレクトリ型検索エンジンに登録される可能性があります。
ソリューション2 (サブタイトル:アダルトサイトに学ぶ)
アダルトサイトでミリオンヒット達成したサイトのHTMLソースを少し調べて見ると、なんとメタタグが記されていいないサイトがほとんどでした。つまり何もロボット対策を講じなくとも、コンテンツが万人の望むものであれば、アクセスが自然に生じる可能性があります。(アダルトサイトはやたら相互リンクが多いですが、リンクはプラスマイナスゼロ、場合によってはマイナス効果もあり得ますので、ここでは、そのことは考えていません。)
売れなくてあたりまえ
あなた自身、インターネットを利用して何か物やサービスを購入したことがありますか?結構1年に 2〜3回位しかネット経由で購入していないのではないでしょうか?よく考えると Webmaster もアマゾンや楽天をいまだに 1度も利用したことがありません(これは指摘されて始めて気づいたことです)し、Yahoo! のように良く利用しているサイトでさえ、広告の商品を購入したかまでは検討がつきませんが、直接サービスを購入したことは 1度もありません。別に意地になっているわけではありませんが、Webmaster のこの記録はショップがうまくいかないうちは更新し続けるはずです。つまり、利用者がいなくて、あたりまえの世界で、利用者がいるとしたら逆に驚くべきことなのではないでしょうか?ひょっとしたら、コンピュータの世界のように1(利用者がいる)、0(利用者が現れない)、の世界かもしれません。
基本ビジネスモデル(身近な例)
身近な商売の例として参考にしたいのがレンタルビデオ屋さんです。1本当たり 500円程度で借りることができます。繁盛している所は素人目にも商売として成り立つ事はわかりますが、そうでない所はどのように商売として存続しているのでしょうか?こちらは同じように個人レベルのSOHOである場合が多いのですが、仕入原価やその他もろもろの経費はインターネットスモールビジネスよりはるかに必要なはずです。興味はつきません。
電磁気学的モデルによる考察
無から有を作るというのは少し大げさですが、何もないところからエネルギーを取り出すような錬金術的な試みは、集積回路(トランジスタ)からエネルギーを取り出す原理と非常に良く似ています。というか実際同じなんだと思います。このトランジスタモデルを参考にするとなにがあってもエネルギーを取り出す際に最初に必要なのがコレクタ電流ということになります。これをインターネットモデルに当て嵌めてみるとコレクタ電流に相当するエネルギーの流れはトラフィックに相当します。つまりここから導き出せる重要な基本原理は最初にありきはトラフィックということなのです。そして、値段というのは抵抗値に該当します。つまりトラフィックがなければ価格を下げても無駄であるという当サイトにとりましては非常に含蓄のある結論を導き出すことに相成ります。
理論ビジネスモデル
軍事技術であったインターネットが解禁により一般に普及し始めたのは 1995年にマイクロソフトが Windows95 にインターネット閲覧ブラウザソフトを搭載してからのことです。一般の人々にまで常時接続環境が整備され始めたのはつい最近のことです。つまり生まれたてのビジネスなのです。つまりこのビジネスの成功方法を自らの体験で語れる人はいないはずなのです。語れる人がいたとしてもそれは1995年から 2003年までの間の出来事です。変革の激しいインターネットの世界で今後も通用するセオリであるかは検討の余地があるでしょう。Webmaster が考えている最も有力なインターネットビジネスモデルを一言で述べるなら「逆ピラミッド構造」ということになります。これはかなり昔、多分 1999年頃のNHKスペシャルでの放映内容にヒントを得たものなのですが、ネットワーク時代の戦場での戦い、指揮命令系統は今まで考えていたものと異なるものになる ⇒ 逆ピラミット構造になる・・・というものです。これをインターネットのマーケティングビジネスモデルに当てはめると、理論的に整合性が取れるんです。つまりネットを補助的に利用しているようなビジネスを除いて、インターネットビジネスの場合は薄利多売がどこまでも進み、1人のオペレーションに対して利用者数百万人でやっと成り立つビジネスであることに納得していただけると思います。つまり1人の訪問者当たり1円程度(又はそれ以下)の収入があるとビジネスとして成り立つんです。まさにハイテク戦場の逆ピラミッド構造ではありませんか!(2003/09/09追加)
結 論
あなたが営利目的のサイトを開設して、そのサイトに利用者がいて、なおかつ利益を上げている場合のみ、それをブーストする目的でその利益の数%の範囲内でプロモーションとかエンジンサブミッションを利用することをお勧め致します。
おわりに
レクチャ講座に最後まで長々とお付き合いいただきありがとう御座いました。世に出回っているハウツー関連の書籍等は、実際に役に立つものはそう多くありません。というか、本物の情報というのは 1000円程度の本から得られるものではありません。又、この手のハウツー関連情報は「How to success affiliate」などといった感じでオンライン等で良く売られています。そのような物にヒントを得て、それだったら勉強がてらコンテンツ作りとメモも兼ねて自分で作ってしまったらどうだろうということでこのセクションを書き始めました。あまり役に立たないハウツー本などがある限り、vs Webmaster という構図で Webmaster の探求は続くでしょう。 このレクチャ講座が有益であった、あるいはおもしろかったという人は、ビジターファインダーの検討だけでなく是非、サプリメントショップへもお立ちより下さい。なおこの講座はまだ追加されていく可能性はあります。
番外編 (成長企業の見分け方)
成長企業を簡単に見分ける方法がありますので紹介致します。趣味等で株式投資などをしている人は参考になるかもしれません。株式の世界ではPERを見たりPBRを見たりといりろな評価法がありますが、長期的な成長を確認する非常に簡単な方法があります。これはバフェット関連の翻訳本でも見ることができない方法です。Webmaster が植物の成長過程をヒントに見つけた法則(「Jの法則(仮称)」)です。それは、保護されている企業であるかどうかを見ます。成長企業だから実力で伸したんでしょ!という方はまだまだ勉強不足なのです。実は実力差などというものは企業の実体から想像する程個体差のあるものではありません。では、どうして大きな差がついてくるのでしょうか?それは保護されていない場合、成長というごく自然なことに対する阻害要因をクリアできないんです。自動車産業を筆頭に成長産業というのはほとんど保護のもとにあります。あのビッグカンパニーが保護産業?と知らなかった人も多いのではないでしょうか?このような事を述べると、「あんた我々を植物と一緒にする気かね?」という方もおれれるかもしれません。実はマクロで物事を考えた時、意識のある具象物でも植物と何のかわりもない事に気づくと思います。そして、同じ法則を当て嵌めることができるのです。パスカルも昔こう述べております、「人間は考える葦である。・・・」と。
2003/7/16
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